はじめに
フライフィッシングに興味があるけど、「道具が多くて難しそう」「敷居が高い」と感じていませんか?
私も始める前はそう思っていました。
実際、フライフィッシングは一般的な釣りに比べて、揃える道具が少し特殊です。
でも、必要なものさえ知っていれば、最初は3万円前後でも十分スタートできます。
この記事では、フライフィッシング歴3.5年の私が「最初に本当に必要だった道具」と「予算別のおすすめセット」を紹介します。
無駄な出費を避けて、気軽にこの奥深い世界に踏み出せるよう、実体験をもとに解説します。

フライフィッシングを始めるのに必要な道具一覧
まずは、フライフィッシングを始めるために必要な基本的な道具を紹介します。
| 道具 | 役割 | 備考 | 
|---|---|---|
| ロッド | 釣り竿 | 番手(#)や長さで用途が異なる | 
| リール | ラインを巻き取る | ロッドに合ったサイズを選ぶ | 
| フライライン | 魚までフライを運ぶ浮力あるライン | 主にWF(ウェイトフォワード)タイプを使用 | 
| バッキングライン | ラインの下巻き用 | 強い魚に対応するための予備ライン | 
| リーダー・ティペット | フライとラインを結ぶ透明な糸 | フライに自然な動きを与える | 
| フライ(毛鉤) | 擬似餌 | 虫や小魚を模した多種多様な種類 | 
| その他 | ウェーダー、クリッパー、ネット、フロータント、フライボックスなど | 釣行時にあると便利 | 
初心者がまず揃えるべき最低限のセットとは?
私が最初に揃えたのは以下の道具です:
- ロッド(EHCO LIFT#5、9フィート)
 - リール(EHCO BASS 4/5)
 - フライライン(river peak WF-5F フローティング 100FT(30.5m))
 - バッキングライン、リーダー(5x 7.5フィート)、ティペット(6x)、クリッパー、ウェーダー、フロータント
 - フライ数種(エルクヘアカディス、アダムスパラシュートなど)
 
これだけあれば、湖、渓流での実釣にすぐ挑戦できます。
その他フイッシングベスト、タイイング道具などは始めてから必要に応じて追加すればOKです。         ※私もタイイングはまだやってません。
私は以前からルアー釣りをしていたので、フイッシングベスト、ウェーダー、クリッパー、などの道具は持っていたので、新たに購入する必要がありませんでしたが、上記の内容で揃えると大体ロッドとリールで合わせて2万円くらい、その他の物は合わせて1万円、ウェーダーが1万円前後ですので、大体4万円ぐらいで始めることが出来ます。
このセットで私は、湖や上流域の渓流までカバー出来ています。(リーター、ティペットの太さは状況によって変更しています。) ちなみに私は北海道在住ですので、この仕様で揃えましたが、本州の渓流ではもう少し短いロッド、#3位のフライラインが良いとされています。

予算別のおすすめセット
ここでは、フライロッド、フライリールの予算別おすすめセットを紹介します。
💰 1万円台で始めたい方向け(お試し用)
- 中国製の初心者セット(Amazonや楽天で販売)
 - ロッド+リール+ラインが一体になっていて安価 ※さらにフライライン、バッキングライン、フライなど全て揃っているセットもあります。
 - メリット:安く始められる/失敗してもダメージ小
 - デメリット:作り・耐久性に不安、使いづらいものもある
 
💰💰 2~3万円前後のスタンダードセット(長く使える)
- メーカー例:各メーカーのエコノミーモデル ティムコ、EHCOなど
 - ロッドとリールを別々に選ぶと自分に合った組み合わせが可能
 - 実店舗やフライ専門店のセットもおすすめ
 - 私が使っているのはEHCOの廉価タイプ 使用していて不便は全くありません。
 
💰💰💰 5万円以上〜(こだわり派向け)
- ブランド例:Orvis、SAGE、Scottなど
 - 高感度・高品質、所有満足度が非常に高い
 - 釣った魚を写真に撮るとき、一緒に掲載したときの見栄えが良い
 - 中上級者〜本格的に続けたい人向け
 
買うときの注意点とショップの選び方
- 実店舗ではスタッフと相談できるメリットありますが、専門店は一度入るのにちょっと勇気が必要(笑)
 - ネットショップ(Amazon・楽天)は安価で手軽だが、自分で選ぶ知識が必要
 - 最初の一本は2~3万円前後のエコノミーモデルが安心。
 - セット購入はお得だが、個別に選ぶと好みに合わせやすい
 
まとめ|最初の一歩は「無理せず、楽しめる範囲」で
ライフィッシングは道具選びが楽しい反面、こだわるとキリがありません。最初は「釣りを楽しむ」ことを優先して、必要最低限で始めるのが正解です。
道具を自慢する、見栄えを気にする気取った釣りというイメージがあるようですが、少なくとも私はそういった人に会ったことはありません。続けるうちに「自分に合う道具」「自分に合う釣り」が自然とわかってきます。
予算やスタイルに合わせて、無理のない範囲で最初の一歩を踏み出してみてください。
この釣りの世界には、自然との静かな対話と、他では味わえない奥深い魅力があります。
  
  
  
  

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